今日の DON! (6月15日放送)は『梅雨本番!カビ博士が伝授カビの落とし穴&徹底対策術!』でした。

とうとう梅雨の季節が始まってしまいましたが、梅雨がないとお米も実らないので、”恵みの雨”ってことで、私は受け入れているんですが、、、、
この時期、ネックに思うことが1つだけあります!

それは『 カビ 』!

うちの家、湿気が多いのが悩みで、この時期は特にほったらかしにしていたら、エライことになってしまうんですよね^^;
で、色々自分なりにカビ対策を行ってきたつもりだったんですが、そのカビ対策、ほとんどが間違ってました(≧▽≦)

あなたのお家のカビ対策は大丈夫でしょうか?^^;

街角で「カビが生えたらどうしてますか?」という質問に対して、ほとんどの人が、
「擦って取る!」
と答えていたんですが、これは×(バツ)なんだそうですよ!!!

※カビの対策方法を教えてくれた今日の先生はエフシージー総合研究所環境科学研究室長 川上裕司(かわかみゆうじ)先生でした^^

カビが発生してしまう仕組みを知ろう!

普段は空気中には、実はカビがい~っぱい。
空気中には無数の胞子がふわふわ浮いているのだそうです。

その胞子が物質に付着し、適当な温度、湿度がそろうと菌糸を伸ばし始め、広がります。
これがよく目にするカビの正体!

そしてやがてこの菌糸が成熟すると、新たな胞子をつくって再び空気中へと舞います。
このサイクルを繰り返してカビは繁殖をし、増えていくというメカニズムなんだそうですよ^^;

なのでカビ対策の3原則、

  • 『胞子をつけない!』
  • 『繁殖させない!』
  • 『殺菌する!』

ことがポイントになってくるのです!!

カビの落とし穴?!間違ったカビ対策してませんか?

1:靴がカビを運んでくる?!

玄関でカビ!というと、靴箱を連想してしまいますよね。
でも実は、玄関の”たたき”に注意が必要なんだそうですよ。
 
雨で濡れた靴底にはわずかな土や泥水が付着していますよね。
この靴に付着したわずかな土にカビの菌がたくさんついているのだそうです!

なので、その靴が直接置かれることの多い”たたき”が要注意!なのです。

≪玄関のカビ対策術≫

対策方法は、簡単!
玄関のたたきに直接靴を置かないこと!^^;
そして、玄関のたたきをきれいな状態にするのが第一条件です!

その上で靴の泥を玄関にもちこまないため玄関マットでしっかり泥を落としましょう!

さらに念入りに対策をする場合は、外出から帰ってきたらそのまま新聞紙の上に靴を置き、新聞紙で靴を包むように丸めます。
次の日、泥と水分を吸い込んだ新聞は捨てます。

これで、”たたき”のカビの繁殖を抑えることができます♪

注意したいのは、その新聞紙のゴミをビニールで”密封”して捨てることを忘れないこと!

2:カーテンはカビを撒き散らす?!

カーテンの中でも特に注意したいのは内側のレースカーテン!
ここがすっごい危険なんだとか!

レースカーテンは部屋の埃やにおいの粒子がこびりつきやすい状態(それらの中にカビがいることが多い)です。
 梅雨の時期の湿気(水)が栄養となり、カビが大量繁殖!

さらにその状態で換気すると、カビの胞子を部屋中にばらまいてしまっているのだそうですよ><

 ≪カーテンのカビ対策≫

衣類用の漂白剤につけ、殺菌してから、洗濯し、汚れを落とします。
窓、カーテンレールの掃除も忘れずに!

カーテンの素材・種類によりこの方法が適さないことがありますのでご注意を!

3:冷蔵庫の野菜室はカビの温床?!

冷蔵庫は冷たいから大丈夫、と思われがちですが、低温でもカビが潜んでいるのだそうですよー!

特に注意が必要なのが野菜室。
野菜についている畑の土はカビ菌を多く含み、野菜クズや野菜自体の湿気がカビの繁殖を促します。

低温だから、大丈夫、という油断から生まれるまさにカビの落とし穴なのです。

≪冷蔵庫(野菜室)の対策方法≫

「洗えるものはすべて洗って、しっかりと拭いて、新しい袋に入れて保存」
それが面倒な場合は、消毒エタノールを吹きかけること。
(野菜室を空にして、野菜クズをとり、噴霧。扉をしめ、数分待って、しっかり殺菌してからキッチンペーパーで拭きとる。)

4:カビはこすると逆効果?!

カビは水でこすると、一見落ちたように見えるのですが、実は落ちていないのです!!
それどころか、こすることでカビの胞子をばらまくこともあるのだそうです!

≪カビを擦らないカビ取り方法≫

“こする”のではなく、カビ取り剤でしっかり「殺す」ことが大切!
浴室は「湿気」「温度」「栄養」といったカビの繁殖要因が3拍子そろった場所。
だからこそ「殺す」ことが大切なんだそうですよ。

≪カビ取り剤の間違った使い方≫

カビ取り剤をカビにつけ、すぐにこすって流してしまうのはNGです。
カビが死ぬまでしっかりと”待つ”のがポイント♪
(待ち時間は商品によって違うので、説明書に従いましょう)

≪お風呂の湿気対策法≫

風呂上がりに換気扇を回す際、浴室のドアは閉めるのがベスト!
ドアを解放すると、早く浴室内が乾くと思っている人がいますが、風呂の湿気が洗面所を始め、別の部屋へ広がるため、他の部屋のカビ繁殖の要因となってしまうのです。。。

浴室の正しい換気方法は、窓を開け、湯船のお湯をぬく、さらに換気扇を24時間回す(※1か月数百円程度)というやり方です。