ゴーヤ(にがうり)

もうすっかり定番野菜になった沖縄の野菜、ゴーヤー。
やっぱり暑い夏に食べるのが一番ですよね。

ゴーヤはさすが南国の野菜!暑い夏に取り入れたい栄養素がたくさんたくさん詰まっています。

そして今年の夏はどうやらかなり暑い夏になるのだとか…。
しかも9月まで続くので、暑さは長い間続くのだとか…。

もうすでにバテ気味な人もたくさんいるのでは?
旬のゴーヤーをたくさん食べて栄養補給して、暑い夏を夏バテ知らずで乗りたいと思います。

ゴーヤーがいきなり出回るようになったのは…

ゴーヤーがこんなに出回り、家庭で普通に調理されるようにになったのは実はほんの数年前のことです。

沖縄ではずっと昔から欠かせない野菜として食べられていたのに、なんで今までこっちには入って来なかったの?って思ってたら、理由は2つあるようです。

1つ目は「苦いから受け入れられなかった」ということ。
2つ目の外来種の問題です。

2つ目の方が大きな理由ですね。
沖縄で栽培されていたゴーヤーには台湾から飛んできた虫(外来種の害虫)が付いていた為、本土に出荷することが許されていなかったんです。

でももうその虫は駆除できたらしく、その後やっと本土にも出荷できるようになりました。
で、数年前からの沖縄ブームに乗って全国に広まったとかヽ(´▽`)ノ

ゴーヤーの苦味成分のお話

ゴーヤーの特徴と言えば苦味ですよね。
この苦味がどうしてもダメ!って人が多いようですが、この苦味が体に良いんです。

ゴーヤーの苦味成分はモモルデシンチャランチン
この「モモルデシン」と「チャランチン」は、最近よく話題になっている「フィトケミカル」の一種で、抗酸化作用がとても強いので注目を浴びている栄養素なんです。

※フィトケミカルとは抗酸化物質のことで、簡単に言うとアンチエイジング効果の高い栄養素で、今とても注目を浴びている物質です。
フィトケミカルとは…
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「モモルデシン」はアンチエイジング効果の他、胃液の分泌を促して、食欲を増進してくれます。
そして血圧を安定する効果もあると言われています。

一方「チャランチン」は血糖値を下げる働きや、コレステロール値を下げる働きもあり、生活習慣病の予防に期待できるんです。

ゴーヤーはビタミン・ミネラルが豊富!

ゴーヤーのその他の栄養価はビタミンC、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどが豊富!

ビタミンCにいたっては、レモン8個分も含まれています!
しかもレモンのビタミンCは壊れやすいので効率よく摂取するのが難しいといわれているんですが、ゴーヤーのビタミンCはでんぷんに包まれているので、加熱しても壊れずに体に吸収しやすいのだそうです。
(※加熱に強いビタミンCなのでたんぱく質の豊富な食材、卵やお肉と一緒に食べるとベストだそうです!)

こうやって栄養価を改めて確認してみると、やっぱりゴーヤーは夏に必要な栄養がたっぷりですよね!
夏バテ解消効果がたくさん詰まっていいます。

ビタミンCをたくさん摂取でき、かつ苦味成分の持つ抗酸化作用とで、暑い日差しで受ける肌へのダメージにも効果あると言われています!

これはもう夏に食べなきゃ損ですよね!

ゴーヤーの旬は6~9月です。
体が必要とする栄養もりだくさんのゴーヤ食べまくります!


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