にんじんを毎日食べようって気には、普通はあまりなりませんよね。でも私はにんじんのこと調べたりしているうちに、にんじんジュース定期購入しようかと思いました(≧▽≦)
今日は人参の栄養についてです。
にんじんといえば、「カロテン」
にんじんには大きく分けて「アジア型」と「ヨーロッパ型」で2つの種類があるようです。
今普通に私達が食べているにんじんは、ヨーロッパ型と言われているにんじんだそうです。そのヨーロッパ型にもいくつか種類があるようですが、一般的に毎日食べてるにんじんは「五寸にんじん」だそうですよ。
そしてこのヨーロッパ型にんじんの特徴はだいだい色なところです。この橙色があのカロテンという成分で、また体にとても大切な成分なんです。「にんじんと言えば、カロテン!」ってすぐに言えるくらい、にんじんにカロテンが豊富に含まれています。
そのカロテンにもいくつか種類があるんですが、にんじんに多くふくまれているのがβーカロテンです。このβーカロテン、良い働きをしてくれます。美容にも欠かせませ~ん。
βーカロテンの働きは抗酸化作用です。体内の脂質を酸化させる活性酸素の害を防いでくれるアンチエイジング成分です。そして必要な分だけビタミンAに変えます。ビタミンAは皮膚や粘膜を健康に保ってくれたり、眼の角膜を正常に保ってくれる働きをしてくれるのです。
ビタミンAが不足すると、肌の表面の組織が乾燥し、肌がカサカサして、固く傷つきやすくなるんです!!その上、細菌やウィルスが侵入しやすい状態になり、風邪などをひきやすい状態になるのです。
で、そのカロテンを効率よく摂る方法があります。カロテンは脂溶性ビタミンなので、油と一緒に摂ることなんです。そのカロテンの吸収率は
- 生でにんじんを食べると10%
- 茹でたにんじんだと30%
- オリーブ油などで炒めた場合だと50~70%
と、大きく変わるのです!なので、知らないとあまり摂れていない可能性がありますよ~><
さらににんじんのカロテンにはαカロテンも含まれていて、がん予防に期待できる成分のようです。
トマトに含まれる抗酸化成分「リコピン」
にんじんのもう一つの種類、アジア型のにんじんは、赤色に近い色をし、今主流になってるにんじんとは少し違います。
関西方面では今でもお正月のお雑煮用によく使うんですが、これが関西の方だけってこと知りませんでした。そのにんじんが「金時にんじん」で、これと同じ種類のにんじんが昔は普通に売られてたらしいんです。栽培が難しくて、今ではほとんど作られていないそうです。
甘くて美味しいのになぁ。
そのアジア型のにんじんには、トマトと同じ成分のリコピンが豊富に含まれているから赤色をしてるんです。「リコピン」というと、トマトにしか含まれていないイメージだったのですが、金時にんじんにも含まれていたんですね~。
それもそのはず、赤の色がリコピンなんだそうです。
リコピンの効能として一番に挙げられるのは抗酸化作用です。その多さ、βカロテンの2倍以上、ビタミンEの100倍以上なんだとか!
なので、にんじんの中でも赤いにんじんは栄養価が高いんですね~。トマト嫌いな方は、金時にんじんでリコピン補給しましょう♪
ビタミンCを破壊するアスコルビナーゼ
そして、にんじんのもう一つ特徴はアスコルビナーゼという酵素が含まれていることです。このアスコルビナーゼはビタミンCを破壊してしまうんです。なので、一緒に調理した他の野菜のビタミンCまで破壊してしまいます。
なので、ビタミンCを摂ろうと思って用意した野菜とにんじんを一緒に混ぜるのはNG。でも、対処法はあります。そのアスコルビナーゼの弱点は、熱と酸です。生でにんじんを食べる時や、ジュースにする時には柑橘系の果汁かお酢をかけてからジューサーに入れたりするのが良いようですよ。
昔からあるお正月料理のあの大根とにんじんのなますはちゃんと酢を使った料理にしているあたりが、昔からの知恵なんですねぇ。それか、普通に火を通すだけでもビタミンCを破壊する力は消えるそうなので、安心です。
もうひとつ注意したいのが、お酢をかけすぎたら今度はカロテンを破壊してしまうかもしれないってことです。なんでもやりすぎはよくないですね^^
前に紹介させてもらったにんじんしりしり~は一度にたくさんのにんじんを食べることができます。うちは丸2本ぶん、にんじんしりしり~を作って、次の日のお弁当やお昼ご飯にも出して食べます。美味しいので是非ためしてみて下さい!