ピーマンの旬は6~9月です。今が旬ですよねぇ。
先日スーパーでぷりぷりの鮮やかな緑色と赤色の美味しそうなピーマンが並んでいるのをみかけました。
緑ピーマンも赤ピーマンも1袋6個ぐらいづつ入って売られていたので、2人暮らしのうちでは1袋で十分です。
皆さんはこういう時どちらのピーマンを選びますか?
この時はちょっとたまには赤ピーマンも良いかなぁって思って、私は赤ピーマンを買ったんだけど、実は緑ピーマンと赤ピーマンの栄養効果にはかなりの違いがあるんです。
ピーマンの栄養については前にピーマンの栄養と効果書いていて、今回はその続きです。
で、緑ピーマンと赤ピーマンの違いなんですが、その違いの一つが糖度の違いです。
緑ピーマンは子供の嫌いな野菜の代表って言って良いくらい、子供の嫌う”苦み”があるのが特徴です。
それに比べて赤ピーマンは、ほんのり甘く、比較的食べやすいですよね。
これは、赤ピーマンの糖度は、緑ピーマンより2倍以上高いからなんです。
緑ピーマンと赤ピーマンは収穫時期が違い、そのために糖度に違いがでるんですね。
緑ピーマンは”未熟果”と言い、成長の途中で収穫しているんです。
この時収穫せずに成長させてやると、緑のピーマン(果実)は、やがて”完熟”して赤くなります。
品種によっては黄色やオレンジになることもあります。
つまり赤ピーマンは十分熟した果実だから糖度が高くなるんですね。
みかんと同じような感じです。
青いみかんは酸っぱくて、熟したみかんは甘いって感じかな。
そして、熟した赤ピーマンは、糖度が高いだけではないのです!
栄養価も緑ピーマンと比べると圧倒的に高いんですよ。
緑ピーマンVS赤ピーマン
●ビタミンA
・緑ピーマン→67μg
・赤ピーマン→180μg
●ビタミンC
・緑ピーマン→76mg
・赤ピーマン→170mg
●ビタミンE
・緑ピーマン→0.8mg
・赤ピーマン→4.3mg
●カロテン
・緑ピーマン→400μg
・赤ピーマン→1100μg
こんなにも違いがあるんです。
すごい違いですよねぇ。
なので、小さいお子さんがピーマン嫌い!ってなったら、無理して苦い緑ピーマンを食べさせるより、苦味の成分が少ない赤ピーマンを工夫して食べさせてあげるのが良いそうですよ♪
そしてさらに、緑色から赤色に変わる過程で、赤の色素のカプサンチンって言う成分がグ~ンと増えます。
このカプサンチンには抗酸化作用があり、動脈硬化やがんなどの生活習慣病予防に効果的なんだそうですよ。
じゃぁ、なんで、未熟果の状態の緑ピーマンの状態で収穫するの?ってなりますよね。
赤い方が栄養価が高いなら、赤いピーマンをもっと売れば良いのにって。
これは緑ピーマンには緑ピーマンの利点がやっぱりあるんです。
緑ピーマンには血液サラサラ効果があって、赤ピーマンよりはるかに効果が高いってことが実験の結果でているそうです。
これは最近の研究結果でにおいの成分であるピラジンってものが大きく働いているのではって言われているそうです。
ピラジンは血液をサラサラにして血栓や血液凝固を防いで、脳梗塞や、心筋梗塞の予防に効果的なんだそうです。
大人になるといつの間にか、”苦味”が”うまみ”と感じれるようになります。
そして年齢を重ねるごとに血液はどうしてもドロドロになりがちです。
なので、苦くても美味しく食べることができる大人は、緑ピーマンがオススメで、血液がまだまだサラサラな子供達には、苦~い緑ピーマンを無理して食べさせないで、赤ピーマンがオススメなんです。
で、最近では普通にスーパーでも売られているパプリカ。
これも、ピーマンと同じ唐辛子の仲間で、パプリカって名前は唐辛子の総称らしいです。
パプリカの栄養価もピーマンと同じで、ビタミンの宝庫。
ビタミンC、E、A、カリウム、カロテンなどが特に豊富なようです。
中でもビタミンCはピーマンに比べて約2倍で、カロテンは約7倍も含まれているそうなんです!
味も甘くて、なんとなくフルーティな味わいでとても美味しいですよね。
だけど、買い続けるには高い!
なので、うちでは特別な時の色どりのためにしか買えない、贅沢野菜なんですよね……(ノ´~`)ノ
とりあえず普段の毎日ごはんでは、赤ピーマン、緑ピーマンを上手く使い分けていきたいと思います…^^;