まだまだ旬ってことで、今日は鰆を買いました。
調理師の学校で習った「鰆の幽庵焼き」のアレンジです。
「幽庵焼き」って関西ではたまに聞くのですが、全国的にどうなのかな?
日本料理ではけっこうベーシックな「漬け焼き」の一種なんです。
「幽庵焼き」とはしょうゆ・みりん・酒を1:1:1の割合で合わせたものに材料を漬け込み、その幽庵地をかけながら焼く調理法なんです。
柚子などの柑橘類を加えることもよくあり、その方が一般的なのかも知れません。
「幽庵」って名前は江戸時代の近江の国の茶人、「北村祐庵」って人が考案したので付いた名前だそうです。
つけ地の酒が魚の臭みを消し、柔らかく焼き上がり、冷めても固くならない、上品な味と香りがある料理です。
ってけっこう歴史のある料理ですが、家庭で作る分には簡単なので、漬け時間30分をのぞけば焼くだけですよ♪
そして今日はバターでこれを焼いてみようかと思ってたのですが、忘れてたので(ノ´~`)ノ
どうなるかなぁ?って楽しみしてたのになぁ。
で、バターと幽庵地は合うのかどうか試したくこがしバターを上からかけてみました!
鰆はとても淡白な魚なので、いつももうちょっと風味があればなぁって思ってたのです。
結果、なかなか合います!
なので、レシピアップしますね。
材料(2人分)
- 鰆……………………2切
- 塩…………………適量
- 幽庵地
- しょうゆ……………大さじ1
- 酒…………………大さじ1
- みりん……………大さじ1
- しょうが(すりおろし)…小さじ2
- バター………………20g
- 木の芽………………5~6枚
作り方
- 鰆に軽く塩をふり、15分ほどおいて余計な水分を洗い流し、キッチンペーパーできっちり水けをふき取る。
- 幽庵地の調味料を混ぜ合わせて、水けを拭いた鰆を漬けて30分程おく。
- 魚焼きグリルで鰆を焼く。皮目からこんがり色づくまで両面焼く。
途中幽庵地を2回ほど塗りながら焼くと味も染みて香ばしく焼けます。
焼けたら皿に盛る。 - フライパンにバターを入れ、茶色く色づくまで熱する。
- 皿に盛った鰆に木の芽をのせて、上からこがしバターをかける。(ジュ~っと良い音がしますよ!)