トマトの成分で有名なのは「リコピン」ですよね。
そのリコピンは、調理法によって吸収量を増やすことができるんだそうですよ!
これも昔、「ためしてガッテン」でやってた内容なんですが^^;
リコピンを増やす調理法
リコピンはトマトに含まれる赤い色素で、カロテノイドの一種です。
ニンジンやカボチャに多く含まれている黄色の色素βーカロテンと同じ仲間なんです。
もちろん「抗酸化作用」と「抗がん作用が強い」という働きも共通します。
そしてその仲間のリコピンは加熱によって、体への吸収量を増やすことができると言うのです。
トマトを加熱することで、トマトの細胞からリコピンが出やすくなるためだそうです。
なので、トマトは生食より「煮た」方がよりリコピンを摂取できると言うことなんです。
さらにリコピンはβーカロテンと同じ脂溶性の為、油に溶けやすい性質を持っています。
結果、トマトは生食より煮たトマト、更にそれよりも油で炒めたトマトの方がリコピンの吸収量を増やせるということなんです!
その量はなんと倍以上!
おまけにトマトに熱を入れると甘くなるそうですし、トマトを炒めるって調理法はうちではもっと増えそうな気がします。
トマトジュースはリコピンが豊富
さらに、トマトに含まれるリコピンの量は、赤くなればなるほど増えるんです。
普通市場に並ぶ生食用のトマトは、完熟前に収穫されたトマトが殆どだそうで、実際少しピンクがかったトマトが多いですよね。
そういうトマトは、買ってから冷蔵庫に入れないで、少し赤くなるまで待てば、リコピンが増えるそうなんです。
(糖度の方は増えないので甘くはなりません。)
詳しくは、「あま~いトマトの見分け方」←こちらに書きました~)
そして「トマトの栄養」にも書いたのですが、トマトには「加工用トマト」と「生食用トマト」があるらしんです。
市場に並んでるトマトを買って、家で搾るとピンクっぽい色の汁がでるだけなのに比べて、よく売られているトマトジュースは驚くほどの濃厚な赤い色をしていますよね。
これは凝縮したからだけではなく、色を付けた訳でもなく、これこそがリコピンの赤の色なんだそうです。
トマトジュース用に使われているトマトは、加工用トマトとして栽培されている「赤系トマト」と呼ばれるものなんですね。
あれだけ赤いのだから、もちろんリコピンの量は生食用トマトの3倍もあるって言うのだから、驚きですよねヽ(´o`)ノ
やっぱり、外で忙しく働いてる方々には、野菜ジュースやサプリメントの摂取は、補う為にはかなり重要なのかもしれないですよね。
加工用トマトって売られてないのかなぁ~。
※油を使って炒めるトマトのレシピは↓こちらです。
●トマトのガーリック炒めレシピ
●トマトの目玉焼きレシピ