最近ネットの広告で目にするようになって知ったオルニチンなるもの。
オルニチンはアミノ酸の一種で、主に肝臓で活躍してくれる成分なんだそうです。
12月に入ってなにかとお酒を飲む機会が増えている人、とても多いかと思います。
普段からお酒大好きな人から、付き合いで飲まないといけない人まで、とにかくオルニチンは効果があるようです!
特に、翌日なんだか体がだるい、、、疲労感が抜けないって人はなおさら摂っておきたいところ。
そのオルニチンを多く含む食品は“しじみ”です!
ここでは
オルニチン研究の第一人者”須田 都三男(すだ とみお)”先生が紹介していた
- シジミのオルニチンをアップさせる方法
- シジミを美味しくする旨みアップ法
- シジミで美味しい出汁の取り方・使い方
などをまとめておきたいと思います。
お酒を飲んだら美味しい、体にしみるしじみ汁でこの年末年始を乗り切りましょう♪
シジミの嬉しい効果
しじみは300年も前から薬効があるといわれいて、古い文献にも
- 黄症=黄疸を消し
- 酒酔い・中毒=酒毒を醒す
などと記されています。
この文献にも記されている効果はシジミに含まれる”オルニチン”の働きによるものなのだそうです。
オルニチン研究者の須田さん曰く、
『オルニチンは可能性に満ちた”アミノ酸”』
なのだとか。
オルニチンの主な働きは肝臓でアンモニアを解毒するように働きかけるので疲労回復作用があることのようです。
他にも
- 成長ホルモンの分泌を促進→疲れ知らずの体!ダイエット効果!
- コラーゲン生成を促進→美肌効果!
こんな嬉しい効果があるのだそうです。
これは仕事も夜の飲み会も忙しい12月に嬉しい効果がいっぱいですね。
女性も男性もシジミのオルニチンパワーを今こそ摂りたい食品です。
シジミ出汁を美味しくするための下準備
しじみを美味しく頂くには下処理がとても大切です!
【ステップ1】…塩水で砂抜き
お水に対して1%の塩水で砂抜きをすること!
塩水を使うことでアミノ酸(アラニン)が増強され美味しい甘いシジミになるのだそうです。
●手順●
目安として、1リットルのお水に小さじ2の塩を入れて、シジミが重ならないように平らに並べます。
シジミ同士が重ねた状態で砂抜きをすると、上にいる貝のフンを下にいる貝が吸ってしまうので、臭みが抜けなくなってしまうようなので注意!
この状態で3時間、塩水につけておきます。
【ステップ2】…こすり洗い
水を張ったボウルにシジミを入れて、両手でシジミを10回ほどこすり合わせて洗います。
その後、しっかり流水で汚れを洗い流します。
【ステップ3】…空気中に放置
シジミを空気中に放置することで、旨み成分の”コハク酸”が増強されのだそうです。
●手順●
バットにシジミを広げて、上からキッチンペーパーをかぶせ、受けから軽く水をかけて水分を保つことがポイントです!
この状態で3時間置きます。
【ステップ4】…冷凍
冷凍用ジッパー袋にシジミを入れて、空気を抜いてフタをし、アルミバットに乗せて冷凍庫で凍らせます。
シジミを冷凍させると”オルニチン”の含量はこんなにも増えるんです!
シジミの下準備、こんなに時間かけてられない!って人への時短テク
下処理をする時間のない人は市販の冷凍シジミがおススメなのだそうです^^
ネット通販でもこうやって購入可能!スーパーでも売っているところもあるようです。
冷凍シジミでプラチナ出汁の取り方
冷凍したシジミを使って、プラチナ色のシジミ出汁の取り方です。
紹介していたのは『銀座 皆美』の料理人の方です!
《材料》
- 冷凍シジミ…500g
- 水…1リットル
- 酒…50cc
- 昆布…5x10cm
《作り方》
- 鍋に水、酒、昆布を入れて強火にかけ、沸騰させる。
- 沸騰したら昆布を取り出し、冷凍したシジミを入れる。
※シジミが口を開けるまで強火で加熱。 - シジミの口が開いてきたら中火にして、しっかりアクを取りながら加熱する。
- 完全に口が開いたら火を止めてザルに上げ、出汁としじみに分ける。
- ザルにキッチンペーパーなどをひいて、もう一度だし汁を濾します。
※ 砂などの細かいゴミをここで取っておきます。
これで出汁の完成です。
このお出汁を椀に注ぎ、塩少々とシジミの実を入れたら潮汁の出来上がりです。
お酒を飲んだ後はこの潮汁、体に染み渡ると思います^^
シジミ出汁で作るシジミ粥
お酒を飲んだ翌朝に良さそうですねー。
《材料》…2人分
- しじみ出汁…900cc
- 米…1合
- シジミの身…適量
- 塩…少々
《作り方》
- 鍋に洗った米、しじみ出汁、を入れて強火にかける。
- 沸騰して米が踊ってきたら軽く混ぜて中火にする。
- シジミの身を入れてひと煮立ちさせたら、器に盛って出来上がり。
しじみの豆乳茶碗蒸し
これは女性に嬉しい美肌茶碗蒸しですね^^
《材料》…4人分
- 卵白…3個分
- 無調整豆乳…300cc
- しじみ出汁…大さじ2
- 塩…少々
《あんの材料》
- しじみ出汁…90cc
- しょうゆ…小さじ1
- みりん…小さじ1
- 水溶き片栗粉…少々
《作り方》
- しじみ出汁、無調整豆乳、卵白、塩をボウルで混ぜ合わせて、ザルで濾したら器に流し入れる。
- 電子レンジ(600w)で5分間、ラップをせずに蒸す(4個同時に蒸す場合)。
※4個同時に蒸したとき、並べ方や器によって蒸され方にムラができる場合があります。
固まり方がゆるい時は、ゆるいものだけ再度加熱するか、数分置いて余熱で調理する等、調整をします。 - 蒸している間に餡を作る。しじみ出汁、しょう油、みりんを鍋に入れて強火にかけ、沸いたら水溶き片栗粉を入れ餡にする。
- 蒸しあがった豆乳に餡をのせ、しじみの身とミツバをトッピングして出来上がり。
※オルニチン研究者の”須田 都三男(すだ とみお)”先生が情報を提供しているサイト
→オルニチン研究会