便秘の原因はいろいろありますが、最近注目されている原因が「ねじれ腸」だそうです。
「ねじれ腸」=腸がねじれていること。
便秘症の人で、食物繊維をたくさん食べたり、色々してみたけど、それでも便秘が治らないって方や、以下の項目に2つ以上あてはまる人は、もしかしたら「ねじれ腸」が原因で、便秘が治らないかも?知れないのです。
《ねじれ腸チェック》
- 子供の頃から便秘がち
- 腹痛を伴う便秘
- 便秘後、下痢になる
- 運動量が減って便秘に。
「ねじれ腸」は珍しい話では決してなく、なんと日本人の80%の人は「ねじれ腸」ってことが最近分かってきたんだそうです。
これが何をしても治らなかった便秘を引き起こしているかも知れないのです。
※ここでまとめている内容ははなまるマーケットで紹介された内容です。
「ねじれ腸」って何?
国立病院機構 久里浜医療センター 内視鏡部長の水上健先生は、痛くない内視鏡の開発をしている時に、人によって、カメラがとても通りにくい人がいる。。。ってことが分かり、研究を進めるうちに、腸のねじれが酷い人がいることが分かってきたんだそうです。
しかもなんと日本人の80%がその「ねじ腸」だと言うのです。
ドイツでも先生は調べたことがあるそうですが、ほとんど人が教科書のように四角い状態を保っていたそうですよ。。
なぜ日本人に多いのか?
それは人種の特性としか言えないとか。。。
理想的な教科書にでてくるような形の腸が左です。
上行結腸、下降結腸と正しく形があり背中にくっ付く形でこの形を保っているんだそうです。
ねじれ腸は上の写真の右で、こんな風に腸がねじれてしまって、複雑な形になってしまっていること。
でも日本人の8割型が、実は背中にくっついてなくて、大腸がずれて、骨盤の中に落ちてしまったり、ぐるぐるとねじれてしまったりという状態に!これが「ねじれ腸」なのです。(※落下腸とも言ったりするそうです)
ねじれ腸になると、腸が複雑に曲がっていたり、折れたりしているので、便の通りが悪くなってしまいます。
するとそこに便が溜まり、硬くなり、さらに便秘になる。。。コワい便秘の負のスパイラルに陥ってしまうことに!
自分の便秘はどうなのか知りたくなりますよね。。
でも、病院に行けば「ねじれ腸」の検査をしてもらえるかと言うと、難しいとのこと。
どうもまだまだ最近分かってきたことなので、レントゲンは撮れるけども、腸の形に注目している病院やお医者さんがまだ少ないそうです。。。今広めている最中だとか。
便秘歴50年!の人も改善した?!
便秘歴50年、4歳の頃から便秘!だっという田中(仮)さん。
ズボンもお腹が張ってすぐに履けなくなったり、食事の約束してても便秘が原因で断ることもしばしば。。。
出ないあせりから、便秘薬の用量を守らずに多く服用し、大量に薬を飲み続けていたそうです。
そんなことをしてしまった結果、、通常ピンク色そしている腸の中が、黒く変色してしまっていたそうです。。。
こうなってしまうのは、便秘薬を飲むと、腸の方からすると無理やり刺激をしてくるので、腸の粘膜細胞は体を守らないと!という方向に働き、メラニン色素を大量に出してくるんだそうです。
結果、黒く変色してしまったのです。これは腸内環境を整えることで、元の色に戻ってくるそうですが。。。
そんな田中さんはこの夏、水上健先生の診察を受けて、「ねじれ腸」であることが判明!
そこで、水上先生考案の「腸ゆらしマッサージ」なるものを教えてもらい、実践したそうです。
すると、「今までの人生なんだったんだろう?!何の苦労だったのだろう?」と思えるほど、便秘が改善したそうです。
便秘歴50年!の人も治った「腸ゆらしマッサージ」って?
「腸ゆらしマッサージ」はねじれてしまっている腸をほぐして、刺激を与えることで排便を促すという究極のマッサージだそうです。
ねじれやすいのは、下行結腸と、S状結腸の部分なので、そこを中心にマッサージを行います。
この下行結腸と、S状結腸が傷む人は効果が特に出るのだそうです!
《下行結腸のほぐし方》
仰向けに寝転んで、膝を立てます。
腰の下に、枕かクッションなどを敷きます。
両手で、肋骨の下から骨盤にかけて1分間おしていきます。
下へ指をずらしながら、プッシュ→プッシュ→プッシュと押していきます。
お腹を押す力は、指が少し沈む程度でやります。
※妊娠、産後の方は医師と相談の上、行うように!
※腰が悪い人も、沿って行うマッサージなので、医師と相談して下さい。
※血便、体重減少のある方、50歳以上で腹痛のある便秘の方は一度医療期間で検査してみてください。
《S状結腸のほぐし方》
へそから恥骨にかけて、両手で1分間おしていきます。
それが終わったら、
今度は、恥骨からへそのあたりまで、腸を持ち上げるように1分間マッサージ。
押さえながら、引き上げるように指をヘソ側に滑らします。
《仕上げ》
両足を肩幅に開いて、上体ひねりを1分間。
ぶらんぶらん、腕を左右に回しながら、腰をひねります。
このマッサージのポイントは、腸を挟むように指を押しつけて、指が沈む程度の力で刺激することです。
腸ゆるめマッサージの効果は?
便秘に悩む3人。
それぞれの腸を調べてみると、やっぱり「ねじれ腸」であることが判明。。
そこで「腸ゆらしマッサージ」を実践した結果!
こんなにも排便が!!
ちなみに2人目の方は、はなまるマーケットのスタッフ(AD)さんで、徹夜が多く毎日マッサージできない状況だったそうです。
なので、出ていない日が多いように見えますが、この方は1週間丸々出ないこともある人だったんです。
でも、マッサージすると出る出る。。。でも仕事でできない。。を繰り返した結果だそうです。。
水上先生曰く、
「毎日出なくても2~3日に1回でれば大丈夫なので、出ない日があっても気にしないこと。人それぞれ体質も違いますし。
そして、お腹痛い便秘は、腸が動いている証拠なので、マッサージで刺激を与えるだけで、出すことができるので、やってみてください。」
とのこと。