はなまるマーケットで紹介された『女性ホルモン』の特集。
知っているようで知らないこと満載でした。
私は今年で35歳になります。
徐々に年齢を感じることも多くなってきたので…。。
きたる『更年期』についての予備知識も大切だなと思っています。
さらに最近では、更年期(40代)に関わらず20代、30代の若い世代でも『女性ホルモン』の乱れによる体調不良や月経不良などになっている人たちがとても増えているのだそうです!
自分の身体のことなのに、意外に知らないことが多い『女性ホルモン』について少しづつベンキョしておこうと思いながらまとめました。
そもそも女性ホルモンって何もの?
女性ホルモンを簡単に言うと「女性の健康を保つことに深く影響しているホルモン」です。
日常よく感じるこういった不調も、実は女性ホルモンの影響起こることなんですね。
- 若い世代→むくみ、吹き出物(にきび)
- 更年期世代→体の不調、肌の乾燥
そもそも女性ホルモンとは”卵巣”から分泌されるホルモンのことを言います。
そして、「女性ホルモン」と一言でまとめていますが、実は2種類あるんです。
- エストロゲン
- プロゲステロン
この2つのホルモンが増えたり~減ったり~と交互に分泌される量が上下することで、私たち女性の身体はバランスを保っているんだそうです。
これが生理周期と関係しています。
それぞれのホルモンの主な働きと分泌周期はこんな感じ!
≪エストロゲン≫…女性らしさをつくる役割
だいたい生理終了後から分泌量は増加し、約1週間かけて増え続け、排卵期を向かえまた減少をたどります。
このエストロゲンが増える時期は女性の体はとても妊娠をしやすい時期になります。
そして女性らしさを司るホルモンなので、肌の調子も良くなる時期です↑
さらに精神的にも安定している時期だそうです。
※気持ち(精神的なもの)もホルモンに左右されているのが女性は気分が変わりやすいって言われる所以だったり。。。
≪プロゲステロン≫…妊娠を維持する役割
エストロゲンの分泌量が減少すると共に、今度はプロゲステロンの分泌量が増えてくるんだそうです。
ここから2週間ほど、次の生理が始まるぐらいまでプロゲステロンが私たちに深く影響します。
この時、むくみやすくなり、たくさん食べたくなってしまう傾向に!(生理前の食欲はこのホルモンのせいです!)
さらにやたらと眠くなったり、肌が乾燥しやすくなったり、ニキビなどの肌トラブルがとてもおきやすい時期でもあったりします。
年代別に見るエストロゲンの分泌量の違い
黄色で囲まれた年代”更年期”で閉経を迎えると、エストロゲンの分泌が急激に落ちてしまいます。
この急激な減少によって、
- めまい
- 動悸
- ほてり
- 気分の落ち込み
といった体調不良や、精神的な面にまで不調を起こしてしまうのですね。。。
こんなにも深く、気持ち(精神)まで左右されているほどのホルモンですが、実は一生に分泌される女性ホルモンの量はなんとたったのティースプーン1杯分程度なんだそうですよ。。。
たったそれだけで、私たち女性の体に大きな大きな影響を与えているなんて、女性ホルモンすげー!なのです。
この2つの女性ホルモンの影響を見ていると、エストロゲンだけが常に優勢だったら良いのにな~って思いますよね^^
でもやはりエストロゲンのみだと、今度は妊娠後、それを維持できないんです。
妊娠なんて一生のうち、1~2回程度のことなのかも知れませんが、やっぱり女性は「子供を産むため」につくられた身体で、妊娠を維持することはとても大切こと!あらためて感じました。
生物に与えられた使命、生命の存続。。。忘れてしまいがちですが、私たちも動物や植物と同じなんですよねぇ。。
ホルモンバランスをチェックしてみましょう!
今ある身体のその不調、もしかしたらホルモンバランスの乱れが原因かも?ってことで、自宅で簡単にホルモンバランスをチェックする方法です。
まずは毎日の体温の記録が必要!
朝、目が覚めたらそのままの状態で”婦人体温計”で基礎体温を測って記録します。(1ヶ月以上)
≪基礎体温の測り方のポイント≫
- 目が覚めたら横になったままで測る
- 婦人体温計を舌の裏の奥の筋に当て口を閉じる
ホルモンバランスが正常なら、生理開始から低温期が約2週間続き、排卵が起こればその後急激に体温が高くなって高温期が約2週間続きます。
しかしホルモンバランスが乱れていると、低体温が3週間と長く、高温期が1週間と短かったり、低体温だけが続き、体温の変動がなかったりなど、基礎体温の乱れがグラフ化できます。
ホルモンバランスが乱れていたらどうすれば良いの?
ホルモンバランスが乱れていることが分かったら、どうやってホルモンバランスを治せば良いのでしょう?
ホルモンバランスが乱れている時にとても有効なのが、“低用量ピル”という薬だそうです。
これを長期的に服用することでホルモンバランスを整えるのだそうです。
≪低用量ピルとは…≫
低用量ピルとは”エストロゲン”と”プロゲステロン”が配合された混合剤のこと。
これを服用することで、足りないホルモンを補うことができるんだそうです。
そうしてホルモンバランスを整えて、生理不順や、不正出血などを改善してくれるお薬です。
※注意しておきたいのが、低用量ピルを服用していると避妊効果があるので妊娠できません。
服用を考える時はお医者さんとしっかり相談し、妊娠を考えている方は、そのことを伝えることが大切!
同じホルモンの分泌低下で起こる不調でも”更年期”では薬が違う!
同じようにホルモンの分泌が低下してしまい、身体にさまざなつらい不調を感じるのが”更年期”です。
が、その場合に処方されるのは”低容量ピル”ではなく、“HRT”というお薬だそうです。
≪HRTとは…≫
HRTとは、Hormone Replacement Therapyが正式名。
ホルモン補充療法、つまり足りないホルモン・エストロゲンを補う治療法のこと。
先の低用量ピルとの違いは、含まれているホルモン量がとても少ないことだそうです。
その人、その人、の症状や状況に応じて細かく飲み分けられるようになっているのが大きな特徴だそうです。
《実際にHRTを服用した人の話。。。》
40歳になり、酷い頭痛が頻繁に起こり、酷いときは吐いてしまうほど。。。
病院に行き、精密検査をしてもらっても何もない。。。そのうち、夜眠れなくなり、ホットフラッシュが始まり、これは更年期?とやっと気づき、HRTを開始したというTBSアナウンサーの吉川美代子(56歳)。
で、
「HRT飲み始めて1週間、頭痛はなくなるは、よく眠れるようになるわ、ホットフラッシュもなくなるわで、本当にびっくり!
たった1週間で、ですよ?今は本当に楽になって、前向きに明るくなれました!」
とのこと。
他にも、
「更年期になり、動悸が激しく、背中までバクバクいうような感じで、なんにもしたくなくなり、家事もやりたくない。。。
そんな状態が、やはりHRTを服用し4日目から動悸がなくなり、吹き出物や口内炎とかもすごかったのが、全くなくなりました!
肌の色が明るくなったんです。
気持ちも明るくなり、前向きに考えられるようになりました。」
という体験談も!
HRTのメリット、デメリット!
HRTには先の体験談を見て分かるとおり、たくさんのメリットあります。
≪HRT服用のメリット≫
- ホットフラッシュ、動悸など自律神経系の不調改善
- 肌や粘膜の潤いを保つ
- 骨粗しょう症の予防
- 動脈硬化予防
単にツライ症状が改善されるだけでなく、生活習慣病の動脈硬化の予防にもつながるんですね!
だったら、更年期に入ればみんな飲めば良いことづくしじゃん!思うのですが、体調に何ら問題がない場合は処方されないんだそうです。。。
というのもデメリットが全くないワケではないからだそうです。
≪HRT服用のデメリット≫
- 生理のような出血がある。
- 乳がんのリスクが少し増える。
どれくらい乳がんリスクがアップしてしまうのかな?と思ってたんですが、5年間HRTを継続していた方のデータで、1.26倍の増加がみられたようです。
なので大切なのは乳がん検診をきちんと行うこと!
これさえ行っていれば安全に使用できるとお医者さんも話しております。
長々となってしまいましたが、薬の話なんて全く知らないことだったので、勉強になりました。
いずれ来たる更年期、こういった治療法を知っていれば、分からない不安よりも相当マシになります。
あと、NPO法人「女性の健康とメノポーズを考える会」っていう協会があって、更年期の症状などについての悩みなどの相談を聞いてくれるそうです。(※メノポーズとは=更年期のことだそうです)
身近に相談できる相手がいない時なんかに安心ですよね。
NPO法人 「女性の健康とメノポーズを考える会」》
ここでは、週に2回、女性特有の体の悩みや、更年期の症状などについての悩みなどの相談を聞いてくれるのです。
※電話相談の詳しい情報はこちら
→女性の健康とメノポーズを考える会(電話相談・無料)
電話相談の数は年々増加して、現在では月に約300件もの相談が寄せられているのだそうですよ!
40歳以上の方たちばかりでなく、20代、30代からの女性も「女性ホルモンの不調」に悩む人からの相談が急増しているそうです。
最近では、女性ホルモンが影響する不調は更年期世代だけでなく幅広い世代の女性の健康や美容に関わっていることが認識されてきたようなので、こういった相談場所も増えるかも知れませんね。
「きれい」を育てる 女性ホルモン整えレッスン | ||||
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