NHKの”きれいの魔法”(2011年2月15日放送)で紹介された『静脈マッサージ』のやり方をしっかりチェックしてみました。
『静脈マッサージ』とはその名の通り、静脈に沿ってマッサージをすることで、余分な水分、老廃物などを流し、むくみやたるみ、くすみなどを改善するマッサージのこと。
リンパマッサージはよく聞きますよね。
でも静脈マッサージは初めて聞きました!
この静脈マッサージの講師は津田攝子(つだ・せつこ)先生。
自らの皮膚トラブル克服のために皮膚科医を志して、その経験を生かした美容皮膚科診療を行っている方で、数年前に医学的理論に基づいて、独自にこの静脈マッサージを考案された方です。
リンパマッサージとの大きな違いは、その老廃物を流す量にあります!
リンパも静脈も働きとしては、体の中の不要になった水分や、老廃物などを流してくれる、体の”下水道”的役割をはたしてくれるもの。
でも実は、静脈を老廃物を運ぶ量を「10」とすると、リンパは「1」の量しか運べないのだそうです!リンパは静脈が取り残した老廃物を流すという補助的な役割なんですね。
※リンパについてはコチラに詳しく説明されてました!
⇒リンパってそもそも何?
上の画像を見ても分かるように、管の太さもこれだけ違うのだそうですよ!
ではではその、むくみ・たるみ・くすみ・クマも改善してくれるという静脈マッサージについて書いていきたいと思います。
静脈マッサージのポイント!
静脈には太い静脈と細い静脈がありますが、ポイントは、細い静脈から太い静脈に流していくこと。
顔にある太い静脈はこの3本。
これらを意識して流します。
そしてもう1つのポイントは、力加減と指使い。
使う指はこの3本。
力加減は残念ながらTVでは解りませんせんでしたが、三本の指を押し当てて一定の力で押しながら流すイメージだそうです。
皮膚をこすったり、摩擦したりするのはNG!
クリームを塗って、指がすべりやすいようにしましょう。
首の静脈を整える
流れを良くするために、首の静脈、内頸(ないけい)静脈と外頸(がいけい)静脈を整えます。
1:内頸(ないけい)静脈を整える。
まず、えら骨の下付近にドクドクと脈打つ”頸動脈”を探します。
頸動脈から1cm外側から真下に内頸静脈があります。
3本の指で、鎖骨に向けて真っ直ぐと下に押し流します。
左右交代づつに5回ほど繰り返します。
2:外頸(がいけい)静脈を整える。
えら骨の角から、今度は鎖骨の外側向けて押し流します。
これも左右交互に5回ほど繰り返します。
【静脈マッサージ:1】
顔の上半分の老廃物を流して、むくみを改善していきます!
顔上半分の老廃物を耳珠(じじゅ)に向けて押し流します。
額の中央から耳珠(じじゅ)に向けて、押し流していきます。
眉の上側を眉に沿いながら耳珠(じじゅ)に押し流します。
↓眉の下も同じように押し流します。
目の周りはデリケートなので、気持ちよい力加減で流していきます。
目の下も押し流します。
このマッサージで「クマが薄くなった!」という声も多いのだそうです。
小鼻からも押し流して、ほうれい線のたるみを改善します。
静脈マッサージ:2
次は顔の下半分の老廃物を、耳たぶ下にある”耳垂(じすい)”に向かって流していきます。
ほうれい線のしわ辺りから”耳垂(じすい)”に向けて押し流します。
口角から、あごからと同じように”耳垂(じすい)”に向けて押し流します。
ポイント!
ポイントは、皮膚を引っ張るのではなく、押しながら流すという感覚で!
指の第2関節までをしっかり皮膚に密着させながら、Uの字を描きながら、”耳垂(じすい)”へ押し流します。
この時、脇をしっかり閉めてマッサージしないと、皮膚を引っ張るマッサージになってしまうので要注意。
静脈マッサージ:3
今度は”マンディブラーノッチ”という、えら骨の角より少し内側の少しだけ窪んだところにあるツボに向けて押し流します。
顔の中の太い静脈、”顔面静脈”に沿ってマッサージします。
目頭のくぼみに中指の腹がくるように指を置き、マンディブラーノッチに向けて、押し流します。
これを5回ほど繰り返します。
血流アップで顔色が良くなるようです!
ポイント!
“マンディブラーノッチ”まで押し流すには、最後人差し指がちょうどえら骨の角に当たるようにすると○!
さらに効果をアップさせたい場合は、マッサージごとに先にやった要領で首の静脈を整える!
実際にマッサージ前とマッサージ後では、血行が良くなりポカポカして、顔全体がリフトアップされた感じになりました♪
ぜひお試しを~。
詳しい内容を知りたいって方は、この本に載っています。