10月に入ったのに蒸しっとしたり、急激に寒かったり、、、不安定ながらも、外で過ごしやすい季節にはなってきました!
秋の行事は、運動会にぶらりお出かけ、山歩きなどなどいろいろとイベントがもりだくさんって方も多いかと思います。
そんなイベントごとに欠かせないアイテムがありますよね?
それは『カメラ』。
もう必需品です。
何かと写真に撮っておくってことが増えたかと思います。
でも、撮影の腕は上がりましたか?
全体のバランスが悪かったり、料理が美味しそうじゃなかったり、顔が暗く写ったり。。。
子供の動きについていけなくてシャッターチャンスを逃したり。。。
なかなかうまく撮ることができないってことありますよね。
でも、ほんのちょっと知っておくだけで、劇的に写真は変わるんです!
はなまるマーケットで紹介されていた、フォトグラファー桃井一至さんの撮影テクをまとめたいと思います。
建物と人のバランスを良くしてプロのような写真にする方法
お寺やタワーなどに行くと、記念にその建物全体像と人とを一緒に写したくなります。
でもこんな風にバランス悪く写ってしまうことってありますよね。
建物を屋根まで入れて撮ろうと思うとカメラを写す人はどんどん下がって、人がこんなに小さくなってしまう。。。
これじゃ、もったいんです。
ポイントは、人物とカメラの距離が重要で、「撮られる人が動くべし!」なのです。
《建物と人をバランス良く写す方法》
1:まずは背景を決めます。
建物や風景など入れたいものをどう入れるかを決めてしまいます。
例えば、お寺の本堂を全部写したい場合は、その建物全体が入る位置でカメラを構えます。
2:人が入るスペースをあける。
写したい建物を中心から少しずらして、人が入るスペースを空けます。
3:人物を配置します。
そして、人に入ってもらいます。
この時、カメラを持っている人が動くのではなく、カメラに映る人に入ってもらいます。
大きく写したい場合はどんどん近づいてもらって、ハッキリ写る位置まで来てもらいましょう。
すると、バランス良い写真になります(^∇^)
逆光でも顔が暗くならない方法
高台に登って、キレイな景色を見下ろせるところに来たら、それをバックに皆で記念撮影をしたいところ。。
でも生憎背後に太陽があって逆光に。。。顔が暗く写っても仕方ないな。。と諦めている人って多いようですね。
でもこの問題も簡単に解決できるんです。
《逆光でも顔を明るく写す方法》
これは簡単!「フラッシュ機能を使うべし!」だけ。
フラッシュって暗い時にしか使わないイメージがありますが、明るい昼間でもフラッシュって使って良いんですよ。
昼間にフラッシュを使うと、背景の明るさと、人物の明るさのバランスが良くなるんです。
逆光でフラッシュ撮影してみると、こんなに顔を明るく写すことができるんです。
曇り空の時もフラッシュを使うことで、メリハリが出て明るく写せるのでおススメです。
動くモノでもタイミングを逃さず撮影する方法
動くものを撮ると、タイミングが早かったり、遅かったりで撮りたいように撮れない。
なんて経験は、みんなあるかと思います。
特に普段使っているスマホやコンパクトデジタルカメラは動く物を撮るのが苦手なのが特徴だったりします。
なので、だいたいシャッターチャンスを逃しがちに。。。
ポイントは「あらかじめ準備しておこう!」です。
《動いているモノを上手に写す方法》
例えば、電車など早く動く物を撮りたい場合。
動く被写体(電車)と向かい合う位置に立ちます。
そこで、あらかじめもう構図を決めてしまいます。
電車が通るところはあらかじめ分かっているので、通るであろう場所に半押しでピントを合わせておきます。
※半押しとは…
シャッターを押し切るのではなく、半分だけ押すこと。
半分だけ押すと、ピントや露出をカメラが合わせてくれます。(だいたい調整できるとピピっと鳴るかと思います)
そのまま指を動かさず半押しをした状態にしておくと、ピントと露出が固定(AFロック/AEロック)されます。
iphonなどのスマホの場合は、シャッターボタンに触れたときに、ピントと露出が決まって、離した瞬間にシャッターが切られます。
なので正確には「半押し」ではないんですが、ピントを合わせたい場所で画面をタッチしたままにすると、その場所でピントと露出を合わせる(AFロック/AEロック)ことができ、指を離した瞬間、シャッターを切ることになります。
(スマホの機種によって機能が若干変わることもあるかと思いますが、説明書の「AFロック/AEロック」のところをチェックしてみてください)
その場合、実際に撮りたいタイミングが来た時に、ボタンを最後まで押すだけで、瞬間にシャッターを切ることができます。
なので、実際に電車が走っていたら、ココって場所よりやや手前(ほんの少しでOK)でシャッターを押します。
すると、バッチリ、電車を撮ることができます。
走っている子供の写真を撮影する時も同じです。
半押し無しで撮影すると、こんな状態になってしまいます。
でも、走る方向をあらかじめ想定し、半押しでピントを合わせておけば、しっかり撮ることができます。
これは運動会の撮影する時にも使えるテクニックです(^∇^)
花を可愛くキレイに撮る方法
花を撮影する時にありがちなのは、見下ろす構図になること。
桜の木などは例外として、花はどうしても視線よりも下にあるものなので、上から撮影してしまいがちなので、写真も決まってこんな写真に。。
悪くないんですが、おもしろくありませんよね。。。
でもちょっとだけ視点を変えるだけで、躍動感や生命力を感じれるキレイな、又は可愛く撮ることができるんです。
《花をキレイに撮る方法》
1、マクロ撮影モードに設定。
被写体に近づいてもボケずにピントを合わせることができるモードです。
2、露出補正で最大限に明るく設定します。
3、太陽の向きを気にせずに下から写します。
すると、花びらが透けて、空に生えた花を写すことができるんです。
これ、誰にでも撮れるテクニックなので、覚えておくと良いですよ。
プロ級の写真になる構図の取り方。
構図は三分割法を用いると、プロ級の構成にすることができます。
三分割とは、こうやって、撮るシーンを縦にも横にも三分割にして、一番撮りたい被写体をこの交点になる部分に重ねます。
例えば、この灯台を移す場合は、この展望台になっている、塔の一番天辺部分を重ねます。
三分割法の線は、コンデジやスマホでもディスプレイに表示させる設定があります。
グリット線と呼ばれています。
このグリット線を目安にして構図を決めると、すぐにプロ級の写真になるんです。
ポイントは、撮りたいモノは1つに決めること。
あの木も、あの花も、そしてバックの海も全部入れたいんだーって全部入れて撮ってもゴチャゴチャになってしまって、何が撮りたいのか、何を見せたいのか分からなくなります。
なので、あれもこれも撮りたい気持ちをグッと抑えて、コレ!という一つものをメインに三分割法で撮ると、レベルアップした写真を撮れるようになります。
料理写真を美味しそうにカッコ良く撮る方法
残念な料理写真。。。
これをレシピ本のような料理写真にすることができるんです。
ポイントは、自然光をうまく使うこと!
《ポイント1:テラスや窓際の席を狙う》
ランチなどに出かけ、写真を撮る時はなるべくテラス席を狙いましょう。
自然光を利用すれば、料理に立体感や照りを出すことができるので、美味しそうに写すことができるんです。
テラス席がなくても窓際を狙いましょう。
自宅でも料理撮影する時は、昼間の明るい時間帯に窓際で撮影をします。
《ポイント2:構図をタテにして奥行きを出す》
運ばれてきたままの並びで料理を撮るのではなく、構図を縦長に配置し直してから撮るのがポイント。
この一手間が大切なんです。
縦に撮ると、奥行き感が出て、奥の方の料理がボケます。
すると、手前のメインの料理が引き立ちます。
このメリハリが大切なんです。
スマホでもこんなにも変えることができます。
どれも簡単なテクニックなので、誰で試すことができるかと思います(^∇^)
桃井さんは本も出していらっしゃいます♪
デジタル一眼レフカメラが上手くなる本 基本とシーン別の撮り方60 | ||||
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