衣替えのお悩みで一番多いのでは?と感じている、衣類の虫食い。。。
まぁまぁ良い素材のカシミヤとか、お高いものに限って食べられてしまいがちですよね。。。
でも防虫剤も色々たくさん売られているのにどうして虫食いの悩みはなくならないのでしょう?
もしかしたら、間違った使い方をしているかも?なのです。
※ここでまとめいる内容は”あさイチ“の「スゴ技Q」で紹介されていた内容です。
衣類に穴を空けるムシってどんなムシ?
※少し小さめに画像アップします。。。
大切な衣類に穴をあける犯人はこのムシ。
ヒメマルカツオブシムシ(幼虫)と言います。
体調は4mmあるので、一応目で確認できる大きさです。
好物は名前の通り、カツオ節だそうですが、他にも動物性たんぱく質の羊毛や絹も大好物!
天然素材の衣類ってちょっとお高いので、そういったものに限って食べられる!っていう印象は当たっていたりします。。。
ほかにもホコリが大好きなので、クローゼットやタンスの隅っこに溜まっているホコリなどは、衣替えの季節に掃除することが大切です。
衣類に穴を開けているのは殆どはこのムシが原因なんです。
その被害はここ近年とても増えているそうです。
その原因は、気温の高さにあります。
ヒメマルカツオブシムシは15度を下回ると、活動が弱まり、衣類をあまり食べなくなるんです。
が、近年、宅の気密性アップや、暖房器具の性能アップ、そして地球規模の温暖化などが影響して、家の中の気温が15度を下回るのが少なくなってきているんですね。
そうなると、ヒメマルカツオブシムシが食べている期間が長くなってしまうので、衣類の被害も増えてしまっているという状態。。。
でも、そもそもヒメマルカツオブシムシはどこからやってくるのでしょう?
それは普通に外からくるんです。
ヒメマルカツオブシムシは成虫になると、羽根を持つので、外に行けば普通に飛んでいるのです。
なので、体につけたまま気づかずに家に入ったり、洗濯物について家に入ってくるんですね。
とても小さいので、防ぐのは難しそうですね。。。
なのでやっぱり頼らざるを得ないのが”防虫剤”です。
衣替えをする時の正しい防虫剤の使い方
衣類の虫食い対策にはやっぱり愛防虫剤が良いそうです。
でも意外に、防虫剤の使い方が分かっていない人は多いようです。
《防虫剤を使用する際の3つのポイント》
1:衣装ケースに詰め込み過ぎないこと。
一見キレイに収納されていると感じるこちらの衣装ケースですが、これ詰め込み過ぎだそうです。
衣類は8割程度の量にとどめるのが理想だそうです。
あまり詰め込み過ぎると、防虫剤の気化した成分が衣装ケースの中全体に行き渡らないからだそうです。
2:防虫剤は衣類の一番上に置く。
意外に間違っている人が多いのが、防虫剤の置き場所です。
防虫剤は気化してガスになりムシを防ぐんですが、このガス、空気よりも重いので下に溜まるんだそうです。
なので、衣類の一番上に置くのが効果的なんだそうです。
一番下に入れておいてもほぼ効き目はないそうなので要注意なのです。
3:衣類に食べこぼしなどがないか細かくチェック!
食べこぼしが衣類についてしまったまま収納すると、ヒメマルカツオブシムシは喜んで食いつきます。
例え化学繊維の衣類でも食べられて穴が空いてしまうので要注意なのです。
特に、礼服などは黒くてそういった汚れが分かりにくいのでより気をつけた方が良さそうです。
ドラム式でもつけ置きできるタイプもあるけど、無理なら、バケツやタライなどにぬるま湯をはってつけ置きすると良い。
防虫剤の選び方
防虫剤も色々な種類が出回っているので、どれを選んだら良いのか迷ってしまがちです。
それぞれの特徴と向き不向きや注意点などがあるのでまとめておきます。
《ニオイ有りタイプ》
●パラジクロルベンゼン
- 有効期間→4~6ヶ月
- 特徴→効き目が早いので、大切な衣類、ウールやシルクなどに使用するのに向いてます。
●ナフタリン
- 有効期間→6ヶ月~1年
- 特徴→効き目は遅いけど、長持ちするので、出番の少ない衣類、礼服やお雛様の収納などに向いている。
●しょうのう
- 有効期間→5~6ヶ月
- 特徴→自然の香り。着物の保管に昔から使われている。
注意したいのは、匂いのあるタイプのものは、併用NGです。
ガスが混じってしまって、衣類が変色したりする場合があるから。。。
なので、匂いのあるもの同士は使わないようにしましょう。
《ニオイ無しタイプ》
●ピレスロイド
これは色んなタイプのものが販売されていて、無臭なので人気が高いようです。
- 有効期間→6ヶ月~1年
- 特徴→組合せ自由