もうすっかり寒くなりました。
急に寒くなったので、風邪を引いてしまった。。。って人も多いかもしれません。
でも、私はこの数年、風邪をまったくひかなくなりました!
どうしてかな?とこの数年を振り返ると。。。ずっとレンタル農園で育てていたので、野菜を皮ごと丸ごと食べていたから?しか思いつかないのです。
ってことはやっぱり野菜のチカラってスゴイんですね。
特にその季節に露地で育つ旬の野菜をしっかり食べていたのも良かったのかも知れません。。
どうして野菜を食べていたら風邪をひかないのか?
それは野菜に含まれている「ファイトケミカル」のおかげなんです。
※ファイトケミカルは「フィトケミカル」とも呼ばれています。
今日は、ファイトケミカルを長年研究されている、麻布医院の院長 高橋弘先生がススめる「免疫力アップスープ」の効能と作り方についてまとめたいと思います。
ファイトケミカルって何?
ファイトケミカルとは、
- 「ファイト」=植物
- 「ケミカル」=モノ
植物由来の成分のことを言います。
ファイトケミカルの有名どころを挙げると、、
- トマトのリコピン
- ワインのポリフェノール
- お茶のカテキン
これらの成分は抗酸化物質としても有名ですが、ファイトケミカルの一種でもあります。
ファイトケミカルは植物が紫外線や外敵から身を守るために作り出した色素、辛み、苦みなどの成分のことを言って、特に皮に多く含まれているみたいです。
植物を守ってくれる成分だけに、免疫力をアップしてくれる効果もあるので風邪知らずになるんです(^∇^)
そして、このファイトケミカルを効率よく摂取するにはスープ一番だと、高橋院長。
ファイトケミカルは細胞壁に包まれているので、その細胞壁を加熱して壊さないと抽出できないのです。
なので、じっくり煮込んで、染み出てきても丸ごと飲むことができるスープが一番良いみたいですね。
免疫力アップに効く4つのお野菜
高橋院長おススメの
ファイトケミカルを効率よく摂取して、免疫力アップにつなげてくれる。。しかも美味しいという組合せはこの4つの野菜です。
1:ニンジン
- αーカロテン…抗酸化作用で発がんを予防
- βーカロテン…免疫力を活性化・抗酸化作用で発がんを予防
そしてこの2つのカロテンは体内に入ってビタミンAに変わります。
- ビタミンA…細菌やウイルスの侵入を防ぎ、免疫力を高める効果がある。
2:カボチャ
- βーカロテン…免疫細胞を活性化。抗酸化作用で発がんを予防
- ビタミンC…カボチャに含まれるビタミンCは煮込んでも壊れないのが特徴。
3:キャベツ
- グルコシノレート…発がん物質を無毒化して発がんを予防
4:タマネギ
- イソアリン…抗酸化作用で発がん予防
- ケルセチン…抗酸化作用・がん細胞の誘導や増殖を抑える作用
この4つの野菜はスーパーで簡単に手に入り、安い!そしてファイトケミカルも豊富でベストコンビネーションだそうです。
毎日飲むと、今年の冬は風邪知らずになるかも?です(^∇^)
免疫力アップスープの作り方
材料(作りやすい量)
- キャベツ…100g
- タマネギ…100g
- ニンジン…100g
- カボチャ…100g
- 水…だいたい1L
作り方の手順
- 鍋に食べやすい大きさに切った野菜を入れて、ヒタヒタになるくらいの水を加えます。
フタをして強火でまずは沸騰させます。
※水の目安は1リットルです。 - 鍋が沸騰したら弱火にして、20分ほど煮る。
これだけでできます。
調味料を書いていませんが、調味料を入れないことで滋味(野菜そのものの味)が分かるので、始めはこの状態で飲むと良いみたいですよ。
そして、20分煮込むのがポイントになります!
20分がちょうど野菜のファイトケミカルを包む細胞壁が壊れてファイトケミカルがスープに溶け出し、そして素材が煮崩れしない時間なのだそうです。
このスープのまま飲むのも良いですが、ブイヨン(お出汁)としても使ってみるのも良いかも知れません。
生姜を搾れば、ポカポカ効果もプラスできて良いかも知れませんね。
そして、4つの野菜はこんな野菜でも代用できるみたいです↓
高橋弘院長曰く
「毎日食べて、続けることが大事。理想は1回200mlほどを1日3回摂取すること。心もぽかぽかします。」
とのこと(^∇^)
そして、このファイトケミカルスープをベースにして、美肌食材をプラスした美肌スープのレシピはこちらに書いてます。
→免疫力UP×美肌食材で冬の最強スープの作り方