コラーゲンは食べても美肌には効かない!という医学界の常識があったそうですが、数年前の研究論文によってこの常識は覆されました。
2009年に発表された「コラーゲンペプチドの繊維芽細胞増殖への影響」というタイトルの論文で、「コラーゲンを摂取するとコラーゲンを合成する細胞の増殖を促進する。」という一文が書かれているのです。
つまりコラーゲンを食べると美肌になれるってことなんです♪
でも!大切なのはコラーゲンと一緒に摂る成分だと、東京警察病院 形成外科医師の澤田彰史先生は言います。
澤田先生の言う、コラーゲンと一緒に摂ると良い食材と、そして前記事に書いた免疫力アップのファイトケミカルスープと合わせて飲めば、風邪をひかない!美肌になれる!という最強スープになるんです(^∇^)
ってことで、その作り方をまとめます。
コラーゲンが不足するとやっぱり老ける。。
肌のハリを保ってくれているのはやっぱりコラーゲンです。
コラーゲンは、皮膚の中にある「繊維芽細胞」によってつくられています。
でも加齢と共に、「繊維芽細胞」の働きは鈍ってきてしまうので、つくられるコラーゲンの量は減ってしまうのです。
これがお肌の老化(=たるみ)につながっているのです。
そうならない、もしく肌のたるみを遅らせるためにはコラーゲンを摂取するのも一つの方法なんです。
でもコラーゲンだけを摂取しても効率よく働いてくれません。
コラーゲンをつくる時にはビタミンCとアミノ酸(タンパク質)が必要なのです。
なので、アミノ酸の元になるタンパク質と、ビタミンCを同時に摂取することが大事だと澤田先生談。。
コラーゲンを効率良く摂取するのに必要な組合せはコレ!
コラーゲン+タンパク質+ビタミンC
鶏の手羽中とカブのごろごろスープ
美肌食材1:鶏の手羽中
鶏の手羽元はもちろんタンパク質も豊富ですが、骨付きなので、軟骨や皮の部分のコラーゲンも摂取することができるのでおススメだそうです。
材料(2人分)
- ファイトケミカルスープ…2カップ(具なし)
- 鶏の手羽中…6本
- カブ(葉っぱ付き)…大2個
- 水…3カップ
- 粗挽きコショウ…適宜
- パルメザンチーズ…適宜
作り方の手順
- フライパンに火をつける前、油をひかずに手羽中を並べてから焼きます。
- 表面がこんがりと色がついてきたら、水を加えます。
※沸騰するまで強火→中火 - コラーゲンがスープに溶け出てきます。
- 沸騰したら、4つ切りにしたカブを加えます。
※カブは特に葉っぱの部分にビタミンCが多く含まれていて、加熱するとスープに溶け出るので、栄養分は逃しません。 - カブの表面が透き通り出したら、具材を含まないファイトケミカルスープを加えます。
強火で煮立ったら出来上がり。
基本のファイトケミカルスープの作り方はこちらに書いてます。
→風邪に打ち勝つ!免疫力アップスープで冬もポカポカ元気!
鮭のミルクスープ
美肌食材2:サケ缶
意外かも知れませんが、鮭にはコラーゲンがたっぷりなのです。そしてもちろんタンパク質食材でもあります。
さらに、鮭缶を使うことで、骨や皮の部分に含まれている豊富なコラーゲンも丸ごと摂取できるからだそうです。
そして、サケのオレンジ色の色素、アスタキサンチンは抗酸化作用をもつファイトケミカルでもあるのです(^∇^)
この鮭缶を使ったスープの一緒に食べるとピッタリ食材はジャガイモ!
ジャガイモには壊れにくいビタミンCが豊富で、鮭のコラーゲンと一緒に食べると効果的なのです。
材料(2人分)
- ファイトケミカルスープ…2カップ※具材入り
- サケ缶…180g1缶
- ジャガイモ…1個
- パセリ…小さじ1
- 牛乳…2カップ
- 塩・コショウ…各適宜
作り方の手順
- 鍋にファイトケミカルスープを入れて、そこに食べやすい大きさに切ったジャガイモ、鮭缶を加えて、強火で沸騰させます。
沸騰したら、中火にしてジャガイモに火が通るまで煮込みます。 - ジャガイモに火が通ったり、牛乳を加えて、再び煮立ったら、塩コショウで味付けをします。
※牛乳にはタンパク質、カルシウムを含む美肌効果ある食材! - コラーゲンがスープに溶け出てきます。
- 最後にみじん切りにしたパセリをトッピングしたら出来上り。
基本のファイトケミカルスープの作り方はこちらに書いてます。
→風邪に打ち勝つ!免疫力アップスープで冬もポカポカ元気!
ファイトケミカルスープは、多めに作って冷凍保存してもOKだそうです。
冷凍すると細胞壁は完全に壊れてしまうので、より多くのファイトケミカルが溶け出してくるそうです。